伊藤真「続ける力 -仕事・勉強で成功する王道」(幻冬舎新書)を読んでみた

【目次】
第1章 「続ける」ことはなぜ難しい?
第2章 「やる気」を続ける技術
第3章 一流になる人の学び続ける技術
第4章 勉強・仕事をやりとげる計画術
第5章 とっておきの記憶術
第6章 ピンチを切り抜け、事業を続ける
第7章 「やりたいこと」をやり続ける人生
第8章 「続ける」ことから「力」が生まれる

「続ける力」とは、試験の合否など結果を残せるかどうか決定的な能力である。

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かつてNHK「プロフェッショナル」に出演されたシアトル・マリナーズのイチロー選手や将棋の羽生善治さんが共通して、「情熱を持続させること」の大切さを語っておられましたが、この本でもイチロー選手と羽生さんの著書を引用されて、「継続は力なり」という主張を伊藤真さんはされている。

何かをコツコツ続けることはひじょうに難しいことである。

イチロー選手は、普通の人から見れば普通でつまらない素振りをコツコツと一生懸命やっている、その積み重ねが大きな力を呼び込むんだと…。

羽生善治さんは、かつて将棋というのは「ひらめき」が重要だと認識していたが、今は将棋に向かう情熱をこれから20年も30年も持続できるかと考えながら、現時点で最善だと思われる手を尽くしていく…。

「一流」のアスリートはこうやって取り組むんだなぁと感じさせられた。著書の中で印象的だったのは、続けられないのは「意志が弱いから」なのではなく、自分が目指すべきレベルに至るまでの退屈で単純なプロセスを飽きることなく楽しむための工夫をしているかどうかが大切だという箇所である。

そこで、伊藤真「続ける力―仕事・勉強で成功する王道」 (幻冬舎新書)の本の内容をピックアップして、「続ける」技術の要諦を箇条書きで抜き出してみたいと思う。

やる気を続ける技術

  • ゴールからの発想
    • 明確な数字で目標を設定する
    • 全体から部分へ
    • なりたい自分を具体的にイメージする
    • 試験対策であれば過去問を見る
  • 他人と比べない。ライバルは自分自身だから
  • モチベーションを上げることとより下げ幅を小さくする
    • きちんと休みを取ること(睡眠、食事、ストレスのバランスをキープする)
    • 主観で「ちょっと難しいかな」と思うぐらいのハードルを設定する
  • マンネリ対策はゲーム化すること
    • タイムプレッシャーをかける
    • 成果を目で見える形で残す
  • スランプは頑張っている証拠
    • スランプを失くすことを考えるより短くすることを意識する
    • 一つだめなら全部だめだと思わない

学び続ける技術

  • 一流の人ほど基本を大切にする
  • 「守・破・離」→続けるためにはきちんとした型を身につける(指導者の教えを忠実に守る=素直になること)
  • 恥をかくことを恐れない(簡単なことを知らない、できないから入門者である)
  • 成功も失敗も同価値である
  • 成果が上がらないのは、「方法論が不適切」か「本人の努力が足りないかを疑うこと」
  • 半年に1度は情報の棚卸をする

計画術

  • 長期・中期・短期の3つのスパンで計画を立てる
  • 計画は立てること自体に最も大きな価値がある
    • 最終目標を達成するために全体像を把握し、ゴールから計画を立てる。
    • 全体像を把握したうえでやるべきことを可視化する
  • 計画が遅れていなくても時期を決めて見直しをする。
  • 計画を具体化し、可視化する。
    • スケジュールを紙に書き出す
    • 実行したことを目に見える形にして残す
  • 目標を数値化する
  • 悩みも優先順位を付ける
  • 予備日と休日を設ける

記憶術

人間は忘れる生き物であることを忘れない!

  • 反復する…同じことを何度も繰り返す
    • 最初の記憶は静かなところで、細切れ時間で記憶するのは2回目以降
  • 感情表現を豊か何する
  • 他人に説明してみる

ピンチを乗り越えて続ける

  • 自信→根本の理念はしっかり守り、道具や手段は柔軟に変えていく
  • 謙虚さ→ピンチを招いた要因は我にありと考え、自分を変えていく
  • 他人への尊敬

生きること=続けること

  • 利他の精神を持つこと
  • 目先の効率性以外のところに価値を見出す
  • 人が生きることの本質は、コツコツと時間をかけて生命現象を継続することにある

おわりに

努力の継続とは、自己ベスト出す営みであるということである。

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一見すると、そのようなことは当たり前のことなのかもしれないが、「当たり前」ができないのが大多数の人なのであり、やはり何度も何度もしつこいぐらい「基礎」を繰り返したり「原点に戻る」ことを意識することは大切だろうと思う。しつこいと思うぐらいが丁度よいのかもしれない。現在取り組んでいることを継続させることで、また新たな自分に出会えるかもしれない。ワクワクした楽しい気持ちを持って日々の生活を送りたいものである。

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