ALONSO & HAMLET
-スペイン旅行記-

[マドリード編(2)]


マヨール広場 (Plaza Mayor de Madrid)


スペイン旅行4泊6日の2日目午後1時30分。マドリードの「ソル広場」に我輩たちはいた。


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小腹がすいてきたので、広場の近くにあったBarに立ち寄った。Barとは日本の「バー」とは異なり、お酒ももちろん飲めるが、ソフトドリンクだって軽食だって食べられる。スペインは公共施設以外にはあまり公衆トイレが多くないので、Barに入って1杯コーヒーなんかを頼んでトイレを借りるといった利用方法もある。コンビニエントに飲食できるところであるといったところだろうか?

「スペイン料理」といえば、多くの日本人はパエーリャとかトルティーリャ・エスパニョーラとかピンチョスとかタパスとかそんな名前を思い浮かべる人が多いと思う。確かにそういうものもメジャーではあるが、スペインはそもそも多文化国家で、言語ですらスペイン語以外にもバルセロナを中心としたカタルーニャ地方ではカタルーニャ語が話されているし、バスク地方ではバスク語が話されている。決してスペイン語の方言ではなく、スペイン語と並列関係にある立派な言語である。詳しくはまたバルセロナへ向かった時にでもじっくりと...。

さて、言語ですら複数が話されているのだから、もちろん料理だって地方によって個性がある。マドリードには「コシーダ」と呼ばれるじっくりコトコト煮込んだ肉料理があるし、前述したパエーリャは地中海地方で多く作られる。スペイン西部のガリシア地方ではタコなどを使った海産物が...。バスクにも独特な食文化がある。ピンチョスがその典型である。

閑話休題、Barで最初に口にしたのはオレンジジュース。スペイン語では、「zumo de naranja (スーモ・デ・ナランハ)」と言う。「オレンジジュース」を注文すると、果汁100%のオレンジジュースが出てきた。この後入ったBarでも何回も見ることになるのだが、何とその場で「オレンジ」を絞ってグラスの中にジュースを入れるのである。オレンジを搾るマシーンがある。個体のオレンジを入れて、マシーンの中で皮が剥かれ、搾り出され、果汁と皮が分離されてポトリと落ちるという仕組みである。オレンジジュースのジューサーについては、Youtubeで「zumo de naranja maquina」と検索するといろいろなマシーンがヒットするのでご覧になっていただくとよいと思う。

Barで軽く食事を取った後、マヨール通りに沿って散策をすることにした。当初はこんな計画を練っていなかったが、即興で決めてしまうのが我輩のやり方である。どうも「計画的」「効率的」という概念が精に合わないのであろう。その方が楽しめるし...。

いくつか面白い街並みをエスポサが撮ったので紹介したいと思う。

「プエルタ・デル・ソル」近くにあったレストラン&バル...。名前が「MUSEO DEL JAMÓN」と書いてあったので、「ハムの博物館」なのかと疑ってしまったのだが、実際はレストランなんだそうだ。MUSEO DEL JAMÓNは、ホームページを見るとチェーン店のようで、マドリード市内各地にあるそうだ。

それから、マドリード市内では利用しなかったのだが、「MADRID VISION」という2階建てバスと遭遇...。これは、マドリード市内の観光地をほぼ隈なく周る周遊観光2階建てバスである。2コースあり、MADRID VISIONのホームページによれば、マドリード市内北部を中心に周る「Modern Madrid (マドリード現代周遊コース)」と、マドリードの人気観光地を周る「Historical Madrid (マドリード歴史コース)」の2コースがあるそうだ。バスの2階にあがってマドリード市内を周遊するというのは気持ちいいかもしれない。但し、今日のような寒い日にはちょっと...。乗っている人も少なかった。

街歩きをしていて立ち寄ったのは、マヨール広場近くにあるadidasのお店。地元の人気スポーツクラブであるレアル・マドリードのユニフォーム・サプライヤーということもあり、店内はサッカーのレアル・マドリード・グッズが...。その品揃えは、日本国内のアディダス・ショップ(と言っても知っているのは名古屋だけだが...)と比較しても、やはりレアル・マドリードとスペイン代表のグッズが圧倒的に多い。adidasは日本代表のユニフォームサプライヤーでもあるが、日本代表のユニフォームは売っていなかった。ここはマドリードであるということを改めて認識させられた。

エスポサはレアル・マドリードのマフラーを購入した。我輩は欧州チャンピオンズリーグ (UEFA Champions League)仕様のボールやユニフォームを購入しようと思ったが、我輩はバルセロニスタですから(笑)adidas shopのレアル・マドリードコーナーに入り浸ってはいけない(笑)。お店を出て旅を続ける。


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adidas shopの程近くには、マドリードの観光名所の1つである「マヨール広場 (Plaza Mayor de Madrid)」に立ち寄った。「マヨール広場」はスペインの大都市に数多くある。学生の街と称されるサラマンカにある「マヨール広場」は特に有名である。マドリードのこの「マヨール広場」も大変人気がある。

「マヨール広場」の中央には騎馬像が立っている。馬の上に乗っている人物はフェリーペ3世である。フェリーぺ3世の祖父はスペインを「太陽の沈まない帝国」に成長させたカール5世であり、父親はそれを引き継いだフェリーぺ2世である。フェリーぺ3世は政治家としては決して有能であったわけではないが、この「マヨール広場」の建設を命じた国王である。「マヨール広場」建設の祖ということを記念して建てられたのであろう。

この広場はとにかく広い。縦と横がそれぞれ129mと94mもあるのだという。カメラに写真をおさめてはみたものの、とても広いので全部を一度に撮ることはできない。しかしエスポサは広場内の一生懸命写真を撮ってくれた。

写真1枚では撮りきれないぐらい、とにかく広い!!「マヨール広場」の正面の写真も撮ってみた。

この広場を取り囲むように建物が建てられているのだが、ここには一般人が生活している。古い建物に人間が日常生活を送っている。古いものを大切にして人々が生活している。新陳代謝の激しい日本の街並みとは全然違うように思える。何でもかんでも新しくしてしまうのが日本のやり方である。最近問題になっている歌舞伎座しかり、駅舎しかりである。もちろん、耐震を考えたりすると古いまま建物を残しておけない事情というのがあるのだろうが、もう少し古い景観を守るぐらいのことは日本でもしてもよさそうなのではないだろうかと考えてしまう。

閑話休題、最後に「マヨール広場」の動画を公開しよう!!

Plaza Mayor de Madrid

現在は、いろいろなお土産屋さんが軒を連ね、広場ではパントマイムや似顔絵を描く絵描きがいて「憩いの場」としての役割を果たしているが、昔は演劇の上演だけでなく異端審問や処刑の場としても使われた。人の集まるところではあるが、かつてはそのような残忍なことが行われていたようである。

歴史の話はこれぐらいにして、マヨール広場での買い物の話をしようと思う。マヨール広場には観光客向けのお土産屋さんが多数あった。観光地の絵はがきや観光地やスペイン国旗の絵柄がプリントされた灰皿、置き物、Tシャツ、旗、マフラー、マグネットなど、いかにも観光客用のお土産品が陳列されていた。あまりこの手のお土産には興味がなかったので、そそくさと退散しようと思ったのだが、入り口近くにあったとあるマフラーに目がいってしまったことがきっかけで、30分近くもこのお土産屋さんにいることになってしまった...。


[写真中央の人物(女性の左隣)がフアン・カルロス1世国王]

そのマフラーとは、2007年11月に開催された「イベロアメリカ首脳会議」で、スペインの現在の国王であるフアン・カルロス1世 (Juan Carlos)がベネズエラのチャベス大統領 (Hugo Chávez)に対して言った一言、

¿Por qué no te callas? (お黙りなさい!!)

が、スペイン国内で一大ブームになったことがあったのだが、実はそれをあしらったマフラーがマヨール広場で売っていたのだ。この事件の詳細は、拙ブログ「Kashiroman's BLOG "ブログの王子様"」「スペイン国王がチャベスに「Shut UP!」」(2007/11/11付け)という記事や、「スペイン国王の対応に国内メディアは賞賛の嵐!!」(2007/11/13付け)の記事を参照されるといい。

このマフラーがあまりにもバカバカしくて、ついつい購入してしまった(笑)。ちなみに、このマフラーは2枚購入し、1枚は師匠の黒田先生にプレゼントした。

¿Por qué no te callas?

このフレーズは携帯電話の着メロにもなり、200万ダウンロードを記録したとも言われている。現在のスペインの民主主義を守る、スペインの政治を象徴する素晴らしい国王だと個人的には感じるがいかがだろうか...。フアン・カルロス国王についての詳細は、拙著「Kashiromanの新スペイン法入門講義」を参照されたい。


王朝の栄華


さて、たっぷりとマヨール広場を楽しんだ後、「マヨール通り」を歩いて次に向かったのは王宮 (Palacio Real)であった。

現在の「王宮」のある場所は、スペインがまだイスラムの支配下にあった11世紀に、「マイリット(mayrit)」と呼ばれる要塞があった。やがて、1561年に前述したフェリペ2世が宮廷をマドリードに定めると、首都はマドリードとなり、以後この地が「王国」の中心となる。「城塞 (Alcazar)」から「宮殿 (Palacio)」への歴史があったわけである。スペインの歴史については、拙著「Kashiromanの新スペイン法入門講義」の第1講・第2講を参照されたい。

現在の「王宮 (Palacio Real)」が完成したのは18世紀、ブルボン王朝のカルロス3世の治世の頃であった。カルロス3世が王宮に入ったのは1764年のこととされる。スペインでは、17世紀末に「王位継承戦争 (Guerra de Sucesión Española)」が起こり、ハプスブルク家からブルボン家へと王朝が変わった。先ほど紹介した現在の国王、フアン・カルロス1世もブルボン家の血を引く国王である。

残雪が少しだけ残る「王宮」の写真である。この日は昼からはすっかり晴れ、積もっていた雪は溶けていた。あと1日早くここに来ていたら、本物の雪景色の「王宮」を見ることができたはずである。

「王宮」は、1931年の「第2共和制」になる前までは、ここに実際に国王がお住まいになられていたのだという。現在、国王はマドリード郊外にある「サルスエラ宮殿」と呼ばれる宮殿にお住まいになられている。現在は、授賞式、国王の謁見、国王主催晩餐会の他、ナショナルデーのレセプション(国王夫妻がスペインの政府関係者、企業家、文壇や芸術・社交界の著名な人物を迎える行事)、毎年1月6日の軍式典(「王座の間」で王室メンバーが軍高官を迎えて行われる)、スペインに着任した各国大使の信任状奉呈式といった特別な式典などが開催される。

では、「王宮」の中に入ることに...。

入り口では荷物チェックがある。その関門を潜り抜けると(笑)、「王宮」の庭に出る。ここを「アルマス広場 (Plaza de Almas)」というらしい。ここから、「王宮」を正面から何の邪魔もなく目の前に見ることができる。とにかくデカイ!!よって、写真がうまく撮れない!!外壁は真っ白である。もっと日差しの強い夏にここを訪れたら、まぶしくて建物をまともに見ることはできないのでは!?と思えてしまうぐらい、真っ白な建物である。

正面玄関から中は写真撮影が禁止になっている。王宮内の写真は、Patrimonio Nacionalのホームページで見ることができる。但し、英語とスペイン語の2バージョンしかないので、これらの言語ができないと少々きついかも...。

ここの中について言葉で説明することは大変難しいが、スペイン王家の栄華と力がみなぎる空間である。王座の広間や饗宴の広間はもちろん、プラド美術館のところで紹介したベラスケスやゴヤの絵はもちろんあるし、歴史的に重要性のある王家の収集品、13世紀以降の兵器類を収める王立武具博物館、世界で唯一の完全なストラティバリウスの弦楽器4種(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)が展示されている。

また、2008年10月18日から1月11日にかけて、「ilustración y liberalismo 1714-1814」という特別展が行われていたのでそれを見た。この年代は、スペインブルボン朝が定着し始めた時代であったが、隣国のフランスでは革命が起こり、やがてナポレオンが台頭し、ついにはイベリア半島に侵攻してきた年代である。一方、スペインでもフランスで起こったフランス革命の思想、すなわち「自由主義 (liberalismo)」の考え方が広がっていた。それを反映したのが、スペイン史上初の自主憲法の「カディス憲法 (La Constitución de Cádiz)」である。展覧会では、ゴヤやベラスケスなどの絵画などが展示されていた。

特別展を見終わった後、お土産店を見た。そこで数点お土産を買った後、「王宮」の外に出た。

「王宮」の南には、「アルムデナ大聖堂 (Catedral de la Almudena)」という大聖堂があり、「王宮」の外観とともに楽しむことができるスポットである。


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この大聖堂が正式にオープンしたのは1993年であるが、建設計画は先に紹介したカルロス1世の時代、すなわち16世紀中ごろのことであったそうである。しかし、司教区の問題や戦争、資金不足、施工者がなかなか建設に取り掛からなかったなどが原因で、なかなか建設にすら取り掛からなかった。建物は、向かいにある「王宮」と調和するように建てられているらしい。全長102m・高さ73mあり、外観は新古典様式、内部はネオ・ゴシック様式、そして地下礼拝堂はネオ・ロマネスク様式で作られているそうである。

最近では、この地で2004年5月22日にフェリペ皇太子とレティシア王妃が結婚式を挙げられている。レティシア王妃は、スペイン国営放送TVEの元キャスターというキャリアウーマン。レティシア王妃には離婚歴があり、皇太子との成婚に対して反対の世論も一部ではあったものの、結果的に国民の大多数の支持を集めてご結婚をされたそうである。ご結婚後にはお2人で日本を訪れたこともあり、愛知万博にも2005年6月5日に来られ、スペイン・パビリオンや長久手日本館を訪問されている。

その後、「王宮」の近くの通りを北上し、「王宮」の北の庭園である「サバティーニ庭園 (Jardines de Sabatini)」や歴代の国王の像が置かれている「カンポ・デル・モーロ (Campo del Moro)」という庭園などを散策した。


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その後、スペインの参議院の外観を見た後、次のプランの準備のために、一度ホテルにタクシーで戻ることにした。日がようやく傾き始めてきて、寒さもよりいっそう増してきた。


レアル・マドリードの試合


2009年1月10日は土曜日である。週末でスペインといえばやはりサッカーである。この節で、マドリードでリーガ・エスパニョーラの試合が行われるのは、「アトレティコ・マドリード (Atletico Madrid)」であり、人気クラブのレアル・マドリードは同じく日曜日にアウェイでマヨルカとの対戦であった。

- ホーム アウェイ キックオフ
2009/1/10 デポルティーボ・ラ・コルーニャ セビーリャ 20:00
バレンシア ビジャ・レアル 22:00
2009/1/11 マヨルカ レアル・マドリード 17:00
ヌマンシア ヘタフェ 17:00
ラシン・サンタンデール レクレアティーボ 17:00
ベティス マラガ 17:00
アトレティコ・マドリード ビルバオ 17:00
スポルティング・ヒホン バリャドリード 17:00
エスパニョール アルメリア 19:00
オサスナ バルセロナ 21:00

旅行プランを練っていたときに、マドリードでのサッカー観戦というのを考えてみたが、エスポサが「アトレティコ・マドリード」というチームをあまり知らなかったということもあったことと、サッカーの試合カレンダーを見ていくと、日本に帰る前にバルセロナで「FCバルセロナ」の試合が、「国王杯 (Copa del Rey)」ではあるものの、見ることができることが分かったので、そちらのチケットを取れれば、「スペインでのサッカー観戦」という贅沢はできたことになるという理由で、別の過ごし方を考えたわけである。つまり、週末のサッカー観戦はひとまずは諦めることにしたわけである。

そこで我輩が思いついたのは、「バスケットボール (Baloncento)」の観戦であった。なぜスペインに来てまでも「バスケットボール」の試合を見なければならないのか?という疑問が浮かぶ人が大多数かと思われるが、スペインのバスケットボールというのはここ数年目覚しい進歩を遂げている。2006年に日本で開催されたFIBA (Fédération Internationale de Basketball)主催の「バスケットボール世界選手権 (Basketball World Championship)」で優勝している。2008年の北京オリンピックでもバスケットボールの母国であるアメリカ合衆国に次ぐ銀メダルを獲得している(拙ブログ「España roza la proeza pero Estados Unidos se lleva el oro.」という記事を参照)。スペイン代表の中には、スペインの国内リーグ出身で現在NBA (National Basketball Asociation)で活躍する選手もいる。これらのことを知っていたので、意外にもハイレベルな試合が見られるのではないか?と予想し、一度現場で見てみようと思ったわけである。バスケットボールに関しては、完全に我輩の趣味である(笑)。

この日に、レアル・マドリードがホームで試合をするという情報を旅行前に得た。レアル・マドリードといえば、前述したサッカーのチームなのでは!?と考えられる方が大多数だが、実際はバスケットボールのチームも所有している。レアル・マドリードのホームページで、日本語でもバスケットボールについての記事が読めることが分かるように、確かに実際に存在するわけである。ちなみに、レアル・マドリードは国内リーグでは30回の優勝、ヨーロッパリーグにおいても8回優勝している強豪チームだ。日本ではやはりなかなか報道されていないのが現状である。

エスポサに対してはスペインのバスケットボールの状況を説明し、「観戦しに行こう!!」と提案して快諾してくれたので、早速インターネットを通じてチケット購入をした。

購入ページはスペイン語で書かれていたが、購入手続きは難なくこなすことができた。クレジットカードで購入した。

レアル・マドリードのバスケットボールチームの本拠地は、マドリード市の南部にある「Palacio Vistalegre」というアリーナである。


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ホテルはマドリード市の北部にあるので、移動にかなり時間がかかったが、試合開始までには間に合った。

アリーナの正面玄関の写真を撮ってみた。電気が切れている(笑)。

今日の対戦カードは、Real MadridvsAlta Gestión Fuenlabradaである。「フエンラブラダ(Fuenlabrada)」は、マドリード自治州南部にある都市で、人口は約19万5000人程度である。サッカーが詳しい方であれば、アトレティコ・マドリード出身で、2008-2009シーズン現在でイングランド・プレミアリーグのリバプールで活躍するフェルナンド・トーレス (Fernando Torres)の名前を知っている方も多いと思うが、彼の出身地がフエンラブラダ市の出身である。話を戻すと、今日の試合は「マドリード自治州ダービー」ということになる。

持参するように書いてあったe-mailのコピーとクレジットカードをチケット売り場で提示し、無事チケットとの交換が終了。むしろ苦労したのはここからであった。アリーナの中の構造がよく分からず、チケットに示してあったシートになかなかたどり着けなかった。ようやくたどり着いて座って写真も撮っていていたのだが...。

実はその席は違っていて、また係員にスペイン語でまたシートの場所を聞いて、連れられた場所は...

なんとVIP席だった。チケットを購入した時は、せっかくのハネムーンだから...ということで、いい席を取ろうということで一番高いシートを予約しておいたのだが、それがVIP席だとは思わなかった。だから、買った本人が一番その時驚いた。エスポサの反応は...。

まぁ、いいや(笑)。

我輩のこの無計画ぶりは相変わらずである(笑)。そのVIP席に座ってスペイン初のバスケットボール観戦!!試合だ~~!!

上の写真がVIP席から試合の模様を撮影したものであるが...。まぁこんな近くでバスケを見たってことだ。我輩も実は小学生の頃にバスケットボールをやっていて、創部2年目のチームで愛知・岐阜・三重・静岡の東海大会にレギュラーで出場した経歴を持っているのだが、これだけ近くから見るのはその頃にベンチで見て以来である。

速攻のフィニッシュがダンクシュートで場内は大盛り上がりだったし、その場の雰囲気に身を任せて拍手を送ったりしてみた。

ハーフタイムは女性係員が我々のシートまで呼びに来てくれて、そのまま係員に案内された場所が...。

さすがはVIP席である。

食べ物がたくさん置いてあった。ワインにビール、オレンジジュースにコーヒー...。ピンチョスにタパス、パンもお菓子も...。ロビーにはVIP席専用の立食スペースが...。しかも何と食べ放題!!貧乏根性丸出しで食いに食いまくった!!アリーナの熱気はあったが、それにもまして寒かったので、お腹に食べ物を入れておきたかったからだ。エスポサも我輩も食べまくった!!VIPなのにお上品なんてないのさ(笑)。第1コーターと第2コーターを終えたスコアは40対28でマドリードがリードした状態で後半へ...。

我輩たちがシートに戻った頃には後半の試合が始まっていた。試合は終始レアル・マドリードがリードした状態だった。応援団は太鼓を鳴らし盛り上がっていた。アリーナ全体にオルガンとかが流れてそれに合わせて拍手をするような感じではなく、応援団は応援団で、その他の人はその他の人で...という感じで、「応援のやり方」を強制されるような感じもなく、初めてでもストレスなく試合観戦ができる。VIP席に座っていたせいかもしれないが、本当に素晴らしいひと時だった。

結果は90対78で、レアル・マドリードの圧勝だった。

スペインのスポーツといえば、サッカーを思い浮かべる人が大多数だと思うが、バスケットボールもなかなかのものである。ぜひスペインに行かれる方でスポーツが好きな方はぜひバスケットボールの試合もいかがであろうか?

帰国してスペイン国内リーグを運営するACB(Asociación de Clubs de Baloncesto)のサイトを見たら、ちゃんとVIP席に座っている我輩たちの姿が少しだけ映っていた(笑)。白い服がエスポサなのだが分かっていただけるだろうか?(笑)

最初は、

「スペインに来てなぜバスケ?」

と思っていたエスポサも大満足だったようであった。

アリーナを出てタクシーを近くでつかまえて、ホテルに戻って、サッカーの「バレンシア対ビジャ・レアル」の試合を見ていたが、疲れて眠くなってしまったので、そのまま寝てしまった...。

明日はトレド。そして弁護士のサルバドールさんに会うぞ!!



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