ベーシック編 (日大レベル)ルート

入門編

完全な初学者向け、日本史の苦手な学習者向けの書籍である。

学校の授業や予備校の通史の講義を全部聴いて、仮に一通りの通史が終わるのが12月という状況だとすると、それまで何をどこまで学習したらよいのかという学習の範囲が分からないまま入試の直前を迎えることになってしまう。これではマズい。不完全ながらもとりあえず一回しをして、各時代の雰囲気をつかむことが大切なのである。とにかく早く通史を終わらせることが大切。

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ざっと歴史を眺めるための参考書として、以下の2冊を紹介する。

標準編

最初に日本史の基本的な用語を頭に入れるために、「スピードマスター日本史問題集―日本史B」(山川出版社)に取り組む。これも1日1単元で計算すると1か月で日本史Bが完成するという代物である。

しかし、日本史Bの初学者がこれだけをこなすとただの用語の暗記になってしまい、日本史嫌いになってしまう。そこで、日本史の流れが手軽にわかる書籍が必要になる。それが、「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」(東進ブックス)である。

「スピードマスター日本史問題集―日本史B」に比べると「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」は取り扱っている用語の数は少ないがストーリーがあるため、「スピードマスター日本史問題集―日本史B」で問われている内容がどのような文脈で起こっている内容なのかを理解することができ、用語を覚えるにあたって大きな潤滑油のような書籍になるのが「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」である。

「スピードマスター日本史問題集―日本史B」を1回し終えたら、この本をもう一度取り組む。そしてこれに加え、「日本史B一問一答」(東進ブックス)に取り組む。但し、この段階では「日本史B一問一答」掲載の問題のうち、星印3つ及び2つの問題のみに取り組む。基本を構築している段階で星印ナシの問題に取り組むと、袋小路にはまるからである。

ここまでやると、センター試験レベルの知識はだいたい得ることができる。

センター試験のようなマーク式試験対策をここから行う。しかし、いきなりセンター試験の過去問をやるには少々荷が重い。最初にセンター試験の問題が時代順に配列されている問題集をやった方が基礎力を高めるにはよい。

そして、このタイミングで年代を確認する問題集をこなす。どのような事件がいつ起こっているのかを理解することは歴史の学習の基本だからである。

最後に、センター試験または志望校の過去問を解けば、ベーシックレベルの日東駒専や産近甲龍レベルの入試はクリアであると言ってもよいだろう。

スタンダード編 (GMARCH & 早慶上智)ルート

必要とする知識が増えるため、さらなる知識の吸収が必要である。

まず、教科書の背景知識を理解するために「石川晶康 日本史B講義の実況中継」(語学春秋社)、問題集は解説がくわしい「実力をつける日本史100題」(Z会出版)に取り組む。1回目は問題を解くだけでも構わないが、2周目以降は解説までじっくりと読むことが大切である。

また、同時並行で「日本史B一問一答」に取り組む。ベーシック(日大レベル)編では星印3つ及び2つの問題のみに取り組んだが、今回は星印1つまたは無印も含めて全部の問題に取り組む。

また、年代暗記が終わっていない場合は「元祖 日本史の年代暗記法」に引き続き取り組む。

そしてこれが終わったら、史料版の一問一答に取り組む。

ここまでやれればスタンダード編(GMARCH・関関同立レベル)は終了である。ここからは過去問を通してどれだけ講義系参考書や用語集などをやりこむかどうかである。

ハイレベル編(地方国公立レベル)ルート

ベーシックレベルからの続きで読んでいただきたい。試験内容が論述がある場合を想定したルートである。

論述対策と史料対策が必要である。

論述を書く際に教科書の文言を参考にするとよいため、教科書を使用する。

そして、論述問題を解きながら、知識の確認をしていく。

もし、トップレベル(東大レベル)の論述まで進む場合には、「考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ」(河合出版)の前に、「日本史講義 2 時代の特徴と展開」(駿台文庫)を行う。日本史の見方を変える参考書である。

また、年代暗記と史料対策を行うために、次の参考書に取り組んでおく。論述は歴史的事件の経緯を説明させる問題も多いため、年代を押さえておくことが問題を解くうえでも効果的である。

また、トップレベル(東大レベル)へ進出したり私立大学(早慶上智やGMARCHなど)と併願する場合は次の問題集がおススメである。

やはり問題もさることながら解説のくわしい上記の問題集がよい。

トップレベル編(東大レベル)ルート

あるテーマについて掘り下げたいという場合にのみ使う参考書。

論述問題集としては、「考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ」に追加する形で問題数が豊富な次の問題集がおススメである。

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ここまで参考書をやりこめば、日本史制覇は間違いないはずである。