アンダルシア自治州ウィークに行ってきました!

万博会場へ行くのは、7月10日に訪問した「アラゴン自治州/EXPO2008PRウィーク」以来ですから、1ヶ月ぶりぐらいの訪問ということになります。暑いから訪問回数が減っているのか!?いや、埼玉や東京にまで飛んでいるので、このまま万博が終わるまで驀進するでしょう。今日はアンダルシア自治州ウィークを見に行きました。

ここのところ、万博会場を訪れても、ほとんどスペイン・パビリオンに立ち寄って、スリランカ・パビリオンに併設されているスリランカ・カレーのレストランでカレーライスを食べて帰るということを繰り返しているだけで、全期間パスポートは、いまや、ほとんどスペイン・パビリオンのためにあるようなものです。(笑)

スポンサーリンク

今日はアンダルシア自治州ウィークをやっておりました。とにかく混んでいました。とは言ったものの、お隣のドイツ館の待ち時間表示が300分と書いてあったり(単位を「時間」にすると…)ひどいもので、それに比べれば、スペイン・パビリオンは30分ぐらいの待ちでした。でも、プラザで催事をやっていると、その時点で入場制限がかかってしまうこともあるので、催事が見たいという場合は時間を計算してから入らないといけません。

アンダルシア自治州

アンダルシア自治州は、スペインの南部にあります。

アンダルシア自治州について、スペイン政府観光局がリリースしている観光パンフレットによると、

温暖な気候に恵まれたアンダルシア自治州は、その長い歴史や豊かな自然、そして貴重な芸術遺産がつねに観光客を魅了してきました。人口が国内1位、面積は2位を誇るこの広大な土地は様々な風土を持ち合わせています。海岸沿いには黄金に輝くビーチが連なる一方で、内陸の険しい山岳地帯や広い平野部には、たぐいまれな歴史遺産を有する町が点在しています。またアンダルシアは、アフリカ大陸とヨーロッパ大陸の架け橋となっています。

と書かれています。

1992年に万博が行われた州都のセビーリャ、コルドバにある世界遺産のメスキータ、グラナダにある同じく世界遺産のアルハンブラ宮殿などが有名です。

グラナダについて特筆しておくと、グラナダ北部にはネバタ山脈という万年雪の積もる山脈もあり、冬はスペイン国内でも有数のスキー場として多くのスキーヤーが訪れるそうです。「夏は海岸で日光浴・冬は山でスキー」ができる、アウトドア派にとっても遺跡めぐりの好きな人にとっても飽きさせることのないそんな地域のようです。

アンダルシア自治州旗が掲げられている掲揚塔

さて、ぼくが行った日の「アンダルシア自治州ウィーク」の催事は、下記のようなものでした。

  1. シェリーのテイスティング (人数制限あり)
  2. アンダルシアオリーブオイルテイスティング (人数制限あり)
  3. アンダルシアワイン&生ハム試食会
  4. ダンスショー
  5. フラメンコショー
  6. フラメンコ教室

また、入り口ではアンダルシア自治州から様々な記念グッズを来場者に用意していたようで、ぼくもいっぱいのプレゼントを受付でいただきました。Tシャツ(サイズのことで合わないから交換してくれ!!というクレームも多々あったのだとか…)や腕時計、スペインを象徴する花でもあるカーネーション(何か「母の日」のような気分)、CDやDVDなどをいただきました。

ここからは、数多く行われたアンダルシア自治州の催事の中で、ぼくが特に思い出に残っているものを紹介したいと思います。

シェリー酒のテイスティングのレクチャーの様子

まずは、定員制のシェリーワインのテイスティング。かなりの応募者でしたが、その中から選ばれました。「シェリーワイン」は、アンダルシア地方の南西 に位置する「ヘレス」という町で作られた世界的にも知られたワインです。「シェリー」とは、「ヘレス」のスペイン語読みです。シェリーワインは、3000年以上の歴史を持つワインで、ヘレスを中心としたその一帯でつくられるワインだけが「シェリーワイン」と呼ぶことが許されているそうです。

3種類のシェリー酒が登場

「シェリーワイン」にもいくつか種類があるようで、今回のテイスティングは、その種類に応じたワインの楽しみ方をレクチャーしてくれるものでした。

特長 楽しみ方 アルコール度
楽しむのに適した温度
フィノ
(Fino)
とても辛口で白ワインのような薄金色。自然に発生する酵母の働きにより、指すような香りと少し酸味がある。口の中をさっぱりさせ食欲をそそう。 魚のフライや魚介類のお料理に欠かせないワイン。天ぷらや焼き鳥、寿司にも合う。食前酒としてもよい。 15-18%程度
(日本酒と同程度)
摂氏7度から摂氏9度
オロロソ
(Oloroso)
辛口でブランデーのような琥珀色。中国の紹興酒に似た味。ドライフルーツと古い木樽を思わせる豊かな香り、酵母なし熟成でやや甘みを残す。円やかでコクがある。 牛肉など赤みの肉料理と一緒によく飲まれる。 17-22%程度
摂氏13度から摂氏14度
クリーム
(Cream)
オロロソの甘口。色はブランデーを思わせ、香りはソフト、ドライフルーツと古い木樽を思わせる豊かな香り。円やかな口当たり、甘い味が口の中に広がる。 デザート、ドライフルーツ、チーズによく合う。 15.5-22%程度
摂氏13度から摂氏14度

 

出てきたワインは上記の3種類でした。ぼくの好みは、普段から慣れ親しんでいるせいもあるか、フィノ (Fino)というワインです。ぼくがスペイン料理店に行くと必ず注文する種類のワインですが、このワインを飲むと、なぜかガーリック・オリーブオイルを浸したパンが無性に食べたくなるのですが、食欲を誘う味がします。オロロソやクリームは少しぼくには甘すぎる(甘いものも好きなんですがね…)かなという印象でした。素人にもよく分かるテイスティングコーナーでした。

ベネンシアを使ってワインを来場者にふるまう

それからアンダルシア・ワインと生ハムのテイスティング。もちろんワインも生ハムも美味しかったのですが、ここで見せてくれたのがべネンシア (VENENCIA)でした。「べネンシア (VENENCIA)」とは、シェリー酒を樽から試飲するための長い柄のついたシェリー独特の杓子のことです。ベネンシアの使い方は、まず樽の口からベネンシアを勢いよく入れて、静かに引き上げてシェリーを汲み出します。そして香りをいっそう開かせるために、シェリーをグラスに注ぎながらベネンシアを徐々に頭上に振り上げていきます。今回、来場者に対してふるまわれたワインは、プラザ内に設けられたステージ上で、ベネンシアを振りかざしてグラスに注がれたワインでした。来場者は大興奮。背中にベネンシアを回して注ぐ姿を見て、拍手大喝采でした。

それから、フラメンコショー。フラメンコといえば日本でもかなりの愛好者がいる(その数は世界中を探してもスペインの次であると言われている)そうですが、そこから「フラメンコ・プーロ」「クーロ・アルバイシン」「ビバ・フラメンコ」「ソル・デ・セビリア」そして「ヒラソル」等の舞踊団がやってきて、スペイン・パビリオンのプラザでその華麗なる踊りを来場者に見せていました。

フラメンコショーの様子(1)

フラメンコショーの様子(2)

フラメンコの衣装でよく見られる水玉模様は何を表しているか、というのが以前どこかのクイズ番組で出題されていましたが(写真左側参照)、果たして何でしょうか?その答えは実は「ホクロ」なんだとか…。「ホクロ」はセクシーを表すものなのだそうで、フラメンコのこういった衣装にも、セクシーさをアピールしているらしいということを聞いたことがありました。

スペインは好きなものの、正直フラメンコについてはよく分かりません。そのあたりは、スペイン・パビリオンからもらった「アンダルシア フラメンコガイド」に添付されているCDなどを利用して勉強してみたいと思います。清洲町の「国際交流のつどい」でもフラメンコをやったわけですし…。(笑)

スポンサーリンク


最後に、記念グッズの中でも気になったものがありました。それはピカソ美術館の案内ちらし。「ゲルニカ」でも有名なピカソは、実はアンダルシア地方にあるマラガというところの出身です。ピカソ美術館には行ったことがありませんが、ぜひまたの機会に、愛・地球博の長久手会場近くにある愛知県陶磁資料館で行われている「ピカソの陶芸 -創造と伝統- (Picasso’s Ceramics and Tradition)」でも見に行って、少しでもピカソに触れてみようと決心したのでありました。

Follow me!

スペイン法入門講義

加代昌広研究所は、日本の制度に多く言及しながらスペイン法の基本を日本語で学べる稀有なコンテンツ「スペイン法入門講座」を提供しています。

このようなことが分かります!

  • 日本の天皇の皇位継承とスペインの国王の王位継承とはどのように違うか?

  • 日本とスペインの首班指名のプロセスにはどのような違いがあるのでしょうか?

  • 日本とスペインとで憲法に違反した法令や条約の審査の方法にはどのような違いがあるのでしょうか?

  • 日本とスペインとで地方自治制度にはどのような違いがあるのでしょうか?


ぜひ一度ご覧ください。