Extreme Euracia – ユーラシアの両端で – @東京青山スパイラルガーデン

2005年7月16日、今回は万博会場から離れ、東京にある「スパイラル」(東京都港区青山5-6-23)で行われている、スペイン・パビリオン関連のイベント「大陸を越えて対話する建築 Extreme Eurasia」(両極のユーラシア)に行ってまいりました。

午前8時13分JR名古屋駅発の新幹線ひかり362号に乗って「JR品川駅」まで向かいました。品川に向かう間は、インターネットから取り寄せた「大陸を越えて対話する建築 Extreme Eurasia」の情報をプリントアウトしたものや、「スパイラル」の後に向かう「埼玉県立近代美術館」の資料などを見ながら過ごしました。

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「品川駅」に到着後、そこから山手線に乗り換えて「渋谷駅」まで行き、さらに東京メトロ銀座線に乗り換えて「表参道駅」で下車、B3出口を出てすぐの場所に「スパイラル」はありました。

スパイラルに掲げられたイベント告知幕

実は、「表参道」のあたりには来たことがなく、「スパイラル」という建物もどのような建物かということもお恥ずかしいながら知りませんでしたが、どうやら、1985年に株式会社ワコールが「文化の事業化」を目指してオープンさせた複合文化施設で、「スパイラル」のテーマが「生活とアートの融合」、生活とアートが溶け合った豊かなライフスタイルの実現を目指すというのがテーマで作られた建物のようです。そのせいか、2階にはオシャレな生活雑貨がたくさん並んでおりました。他のフロアには「スパイラルホール」という貸しホールも存在しており、様々な催事が行われているとのことです。詳しくは、「スパイラル」のウェブサイトにて –>> ([URL] http://www.spiral.co.jp/)。

さて、この「両極のユーラシア」は、「人生のわざと智恵を分かち合う (Compartir el Arte de la Vida)」という、スペイン・パビリオンのテーマとリンクする内容になっています。つまり、日本の若い建築家とスペインの若い建築家(共に45歳以下)が、ユーラシア大陸を横断して、「建築」を媒体とした「対話」を実現させようというコラボレーションで、10組の建築家がこれに挑みました。一つの「立方体」と一つの「円柱」を使って作品を作ろうというものです。そして、「対話」形式で作品制作を進めていく過程で、それぞれの作品へのアプローチの違いや、素材への取り組み、建設システムの違いといったものなど、互いの相違点や類似点などを認識し、共同しつつもコントラストをみせる作品が展示されます。期間は7月1日から24日まで開催されています。

  • 青木淳—ニエト+ソベヤーノ
  • アトリエ・ワン—パレデス+ペドロサ
  • 阿部仁史—マンシーリャ+トゥニョン
  • 遠藤政樹—ガルシア・マルケス+ルビーニョ
  • 隈研吾—フランシスコ・マンガド
  • 小嶋一浩—エドゥアルド・アロヨ
  • 三分一博志—アランダ+ピジェム+ビラルタ(RCR)
  • 妹島和世・西沢立衛(SANAA)—アレハンドロ・ザエラ
  • 手塚貴晴+手塚由比—エンリック・バッチェ+ジュアン・ロイッチ
  • 坂茂—アバロス+ヘレロス

この催事は企画としては斬新なものだと思います。全く面識のない方と主催者の選定によって急に(しかも国境を越えて)チームを組んでの作品制作ということで、時差の問題や言葉の問題によるコミュニケーションの不足をどのように克服したかが、各チームの明暗を分けたようでした。配布パンフレットによると、うまくいったペアとそうでないペアがいたんだとか…。

建築のことについてはぼくは詳しく分かりません。今のスペイン現代建築は、優れたデザインの建物が増え、世界的な注目度も高まっているようです。ぼくの少ない知識の範囲内で言うと、例えば、バルセロナのスポーツ総合センターは写真で見たことがありますが、世界的人気サッカークラブのFCバルセロナの、プロもアマも関係なく全てを一つの場所に集めたスポーツ施設を作ろうという趣旨に沿った立派な作品だと思います(この催事の参加者であるエンリック・バッチェとジュアン・ロイッチによる作品)。他方、日本人の中には、バレンシア近代美術館の拡張工事の設計を行ったり、ぼくの好きな「金沢21世紀美術館」を設計したという、妹島和世さん・西沢立衛さんがいたりと、日本とスペインの両国で参加している建築家も増えているようです。要するに、実力のある建築家が日本にもスペインにも育ってきているということなのだそうです。

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もう少し建築家のことが分かるともっと楽しめた展示だったかなぁと思います。日本とスペインの若い建築家の大陸を越えたダイナミックなコラボレーションが見られただけでも満足です。楽しそうな分野なので、専門家になる気はありませんが、面白い建物を見つけたら、ちょこっと気に留めて見るという習慣を付けていって、建築についても少しずつ我流でも楽しみ方を試行錯誤しながら楽しみたいと思います。

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