バスク自治州ウィークに行ってきました

先週は、名古屋港ガーデン埠頭に行って、世界で初めて世界一周したという帆船「ビクトリア号」の復元船を見ましたが、今週は再び万博会場を訪れ、「バスク自治州ウィーク」を見に行きました。

バスク自治州

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「バスク自治州 (エウスカディ)」は、スペイン語(カスティーリャ語)以外に公用語として「バスク語」が認められています(「ナバーラ自治州」でもバスク語が公用語として認められています)。「バスク語」は、非インドヨーロッパ語族であると言われており、なぜスペイン北部とフランス西部にこのような人たちが住んでいるかということが、大きな研究テーマになっています。

 

挨拶の比較
バスク語
カスティーリャ語
(スペイン語)
カタルーニャ語
フランス語
英語
Egun on.
Buenos días.
Bon dia.
Bonjour.
Good morning.
Arratsalde on.
Buenas tardes.
Bona tarda.
Bonjour.
Good afternoon.
Gau on.
Buenas noches.
Bona nit.
Bonsoir.
Good evening.

 

上の「挨拶の比較」の表を見ても分かるように、スペイン語・カタルーニャ語(バルセローナ地方で話されている言葉で、スペイン語と同じ仲間)・フランス語(これもスペイン語と同じ仲間)の綴り字が似ているのに対して、バスク語は英語とも綴り字が異なるし、先の3つの言語についてもそれは同様に言えます。

先に見た「ナバーラ自治州」(自治州ウィークの模様はこちら)以上に、バスク独自の文化を大事にしているのが「バスク自治州」で、個人的にすごく興味がありました。

チャラパルタ

「バスク自治州ウィーク」の催事で、特に目を引いたのが「チャラパルタ」という楽器を使ったコンサートでした。「チャラパルタ」は、木琴のような形で、長さ1m前後の木が10数枚並べてある(各々の木の長さは異なっており、それぞれが違う音が出る)ところに、すりこぎのようなばちでたたき、素朴な音を出す。バスク地方でローマ時代が発祥との説もありますが、時の流れとともに忘れ去られ40年前に息を吹き返した、古くて新しい神秘的な楽器です。ふつう、森にある木で作られ、チャラパルタ演奏者が必要に応じて木の長さを調整をします。木と木がぶつかる音は、バスク地方の風景や香りを思い浮かばせてくれます。

スペイン館内のプラザ広場では、バスク出身の演奏集団「ETXAK(エチャック)」が、木の板をバチで突いて素朴な音色を奏でていました。メンバーは、上の写真のように、2人1組で、即興でかけ合ったり、簡単なメロディーのついた曲を演奏しました。

「チャラパルタ」の催事は、何も聞くだけではありません。「チャラパルタ」を体験するコーナーがこの後設けられ、パビリオンに来ていた観客の中から何名かと「ETXAK(エチャック)」のメンバーがリードしながら、来場者は即興演奏を楽しんでいました。苦戦するかと思いきや、意外にうまくいっていたようでした。

この他、ダンス教室やバスク州の「アラバ」産ワインのテイスティングが行われました。

アテンダント情報によると、「ETXAK(エチャック)」のメンバーを始めとした「バスク自治州」の人たちは人格者が多くて、今までスペインパビリオンで様々なパフォーマンスをした人たちの中で、「一番イイ人たち」だったそうです。ぼくも、これまで7回ここに訪れていますが、一番よかった自治州ウィークだったと思います。

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次回の訪問は、「マドリード自治州ウィーク」です。

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